登山届どうしてますか?
条例などで義務化されているところは提出しているかもしれませんが義務化されていない場合出さないことも多いんじゃないでしょうか。
登山届といえばこれまでは、登山口にあるポストを利用、郵送(FAX)でしたがこれからはインターネットを利用してスマホアプリから登山届が出せるんです。
オンラインで登山届を提出するシステムがあり、2018年度末には僕の住む青森県の県警とも連携したシステムになっていました。
これを機会に登録して利用してみようと思いました。
さらに、登山計画や下山状況も家族や知人とも共有できるので、家族・知人も安心できるシステム。これは利用しない手はないと思ったのです。
目次
オンライン登山届システム Compass
Compassはインターネットから登山届を提出できるシステムです。WEBまたはスマホアプリから登山届が提出でき家族などと登山計画の共有ができます。下山連絡も共有するシステムとなっていて下山が確認できない場合は警察や自治体から登山計画参照が可能になるシステムになっています。
登山届の書き方、フォーマット
アプリで申請するので入力項目に従って入力するだけで申請できます。書き方、フォーマットがわからなくても必須の入力項目をガイドしてくれるので安心ですね。
登山計画の共有
登山届を出すと登山計画は家族・知人にメールで通知され共有することができます。僕の場合これまでは、家族に「八甲田行ってくる〜」だけで済ませてましたが、例えば「谷地温泉〜高田大岳への登山」のようにより詳細な計画が共有されるので何かあった場合も家族も混乱せずに済みそうです。
下山通知の徹底
下山状況もメールで配信されます。家族・知人も状況が確認できてすごく良いシステムになっています。下山届がない場合は3、5、7時間後には催促メールが届く下山通知忘れしないような対策もとられています。7時間後タイムアウトの場合は家族・知人に下山未確認が通知され警察・自治体に相談できるような流れです。
ただし、インターネットを利用したシステムなのでスマートフォンの充電切れは気をつける必要がありますね。
登山計画作成アプリが便利
登山計画を自分で書こうとすると結構大変そうなのですがCompassを利用すると地図上の場所を選択することで簡単に計画が作成できます。
Compassには主要な山、登山道は登録されているため入山ポイント、通過ポイント、下山ポイントを選択することで登山計画が作成できます。目安の時間もあらかじめ入力されているので参考に調整すればよさそうですね。
また、他のGPS機器で保存しているgpxデータも利用できます。
ユーザ登録をすると、登山計画は保存され登山記録、次回の登山にも活用できます。
ナビゲーションアプリとしても利用可能
ヤマレコMAP,YAMAPなどナビゲーションアプリと同じようにCompassもリアルタイムなナビゲーションとしても利用できます。登山計画で作成した目的地への距離、時間を表示してくれます。
地図もダウンロードできるのでインターネットオフラインでも利用できます。地図は国土地理院の地図がダウンロードされます。
もちろん山行のGPSログも記録されて、次回の登山計画にも利用できます。
フル機能使わなくても入山申請だけでも活用しよう
ユーザ登録しなくても入山申請だけでも利用可能です。行き先、下山時間を家族と共有できるので万が一の備えに活用してみてはいかがでしょうか。
今後も進化していくシステムにするために
みんなで利用してより良いシステムにしていくことも大切だと思います。
いろんなものとも連携していけると良いですね。他のナビゲーションアプリや日本雪崩ネットワークなど山岳リスクを発信している団体との連携も期待したいです。
連携している自治体・警察(2019.1.2現在)
青森県警察 | 福島県県警察 | 鹿児島県県警察 | 栃木県 栃木県教育委員会 栃木県警察 |
徳島県警察 | 島根県警察 | 岡山県警察 | 石川県 |
愛媛県警察 | 兵庫県警察 | 静岡県 | 滋賀県警察 |
長野県 | 京都府警察 | 群馬県警察 | 北海道警察 |
鳥取県警察 | 新潟県 | 山梨県 山梨県警察 | 静岡県警察 |
神奈川県警察 | 岐阜県 | 長野県警察 |